セロトニンとは、「幸せホルモン」と言われ、睡眠や体温調節などにも関与し、人間の体や精神面を支える重要物質です。セトロニンが不足すると、うつ病や不眠症などの精神疾患に陥る危険性もあります。
体内でセロトニンを作り出す状態にするために、合成に必要なエネルギー源である炭水化物、合成を促進するビタミンB6の摂取が同時に必要です。
では、どのくらい摂取がいいのかというと厚生労働省のデータによると、1日の推定平均必要量は、体重1キロあたり4mg。例えば、体重50キロの人なら、200mg摂取することが推奨されています。
なので、オススメの食べ物をいくつか紹介します。
・バナナ
バナナは、セロトニンはもちろん、炭水化物、ビタミンB6もバランスよく含まれているため、セロトニンの活性に役立ちます。
・大豆/卵/乳製品
セロトニンの材料となるトリプトファンはタンパク質量の約1%と言われているため、タンパク質を多く含む食べ物がオススメです。
・マグロ・かつお
マグロやかつおにもセロトニンは多く含まれ、さらにDHAやEPAなど体内ではほとんど作り出せない必須脂肪酸も含まれています。
・肉類
豚肉や鶏肉がオススメです。その中でもヒレ肉や鶏胸肉なら脂身やカロリーが少ないので、ダイエットに向いています。
他にもチーズや煮干しなどもオススメです。
食事をする際はオススメした食べ物を意識的に取るようにしましょう。
また、最近は偏った食生活を送っている人が多いので、食事を見直してみるだけでもセロトニンの分泌が変わるのでこれを気にしてみて下さい。