足底筋膜炎とは、足裏に大きな負荷がかかりすぎることによって引き起こされる炎症のことで、この炎症が痛みの原因になります。
足底筋膜は運動する時だけでなく、歩いたり走ったりと普段の生活の動きの中でも、衝撃を軽減させるスプリングのような働きをしています。
足底筋膜があることで、普段の生活で普通に行っている歩いたり走ったりという動作ができるので、とても重要な体の一部だと言えます。
しかしマラソンや走り回るスポーツのように足裏に強い圧力と刺激をかけ続けることにより、足底筋膜を形成するコラーゲンの組織が損傷することがあります。
また、足底筋膜に負荷がかかり続けると、弾性を失い硬くなりすぎることもあります。
そして「足底筋膜炎」に炎症が生じ痛みを感じます。
足底筋膜炎は、起床時に強い痛みを感じやすいのも特徴の一つです。
足底筋膜炎かもしれないと思った時には、まず自分でチェックしてみましょう。
椅子の上に座り片足を膝の上にのせます。
そして親指を反らせてみましょう。
その後、手の親指で足の裏を押していきます。
特に土踏まずとかかとの端(指側)に痛みがでるようなら、足底筋膜炎の疑いと言えます。
足底筋膜炎になる原因の1つは過剰な運動によって足底筋膜に負荷がかかりすぎてしまうことです。
先ほどもご紹介ししましたが、マラソンやテニスのように走り回ることが多いスポーツは、足底筋膜に繰り返し圧力がかかります。
この刺激が過度になると、足底筋膜が硬くなり痛みを感じます。
過激な運動だけでなく、いつも以上に歩いた、日常生活に比べて負荷のかかる動きをした場合などでも、足底筋膜に負荷がかかり痛みを引き起こすことがあります。
また、扁平足の人は足底筋膜炎になりやすい傾向にあります。
扁平足という土踏まずのない状態だと、足底筋膜が常に引っ張られた状態になり圧力がかかりすぎるからです。
足底筋膜炎の症状は、かかとから土踏まずにかけての痛みがあることです。
この痛みは、初期の場合、朝起きてすぐや、トレーニングの開始時などの動き始めの際に感じます。
この時に症状に気づかなかったり、症状を軽くみて放っておくと、ほとんどが徐々に悪化します。
その後、立ち仕事で長時間立っている時や、長時間歩行を続ける時、階段の上り下りなど、足を使う動き全般に痛みを感じるようになります。
痛みがひどくなると、歩けないほどの症状になり、かかとの内側を刺すような激しい痛みが続くようになります。
足底筋膜炎の症状がでたら、早いうちに対処する事が大切です。
足底筋膜炎になりにくい足にするためにできる対処方法の1つは「正しい歩き方」を心がけることです。
足が地面から離れ、かかとから着地させ、できるだけ歩幅を大きく歩きましょう。
正しい歩き方をすることにより、足の裏の筋肉を鍛えることができます。
反対に、すり足で歩いたり狭い歩幅で歩くと、足の裏の筋肉が衰えやすくなり、扁平足を引き起こす原因になります。
また、私たちは毎日生活をしているうちに、自然と疲労が蓄積し、足の筋肉が緊張した状態になります。
足の緊張をほぐすために、時々は手足をだらーとしてぶらぶらさせましょう。
日頃歩く機会が少ない人は、突然運動をした際に足底筋膜炎になりやすい傾向があるので、歩き方を意識して、足の裏の筋肉を鍛える習慣から始めましょう。
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