今回は、前回お話させていただいた「筋肉痛が起こる原因や症状」のPart2になります。
筋肉痛がなぜ起きてしまうのかはお話しましたので、Part2では筋肉痛にならない為には、どんなことに気をつけたらいいのかお話します。
まず、筋肉疲労を感じるメカニズムです。
長く走り続けているとだるさや疲れを感じてだんだん足が上がらなくなってくる。
運動中のこのような変化は、筋肉疲労が起こることが原因です。
筋肉痛を引き起こす要因の一つと考えられています。
この時からだには、筋肉の柔軟性が低下して可動域が狭まるという変化が起こっており、それがパフォーマンスの低下につながります。
原因はまだはっきりと解明されていないものの、次のようなメカニズムが考えられています。
1.エネルギー不足
スポーツ活動中は、多くのエネルギーを必要とします。
筋肉を収縮させるためのエネルギー源として、まず筋肉内にあるクレアチン酸という物質を使います。
クレアチンは筋肉にエネルギーをすばやく供給しますが、10秒足らずしか持ちません。
次に筋肉や肝臓に貯蔵されたグリコーゲンをブドウ糖に分解して、エネルギー源として利用します。
しかし、その貯蔵量は少ないので、すぐに使い果たしてエネルギー不足に陥ってしまい、筋肉を動かしづらくなります。
2.疲労物質の蓄積
運動中に体内のエネルギー源を使ってからだを動かすと、その過程で疲労物質がたまります。
3.運動不足による筋肉の緊張
反対に、からだを動かさないことで疲労が起こる場合もあります。たとえば、バスや車に長時間同じ姿勢で座っていたら、腰や肩が痛くなったという経験はありませんか。体を動かさないでいると、血行が悪くなり、筋肉が緊張しっぱなしになって疲れがたまります。また、疲労物質が流れにくくなるため、慢性的な疲労へとつながります。
筋肉疲労を予防するポイントは「栄養補給」と「血流促進」です。
疲れにくいからだづくりをするには、バランスのとれた食事を心がけることが大切です。
エネルギー源となる炭水化物やたんぱく質を摂取するとともに、疲労回復を助けるビタミンB1やビタミンD、カルシウム、アスパラギン酸、亜鉛などを積極的にとりましょう。
血流がよくなると疲れがたまりにくくなり、疲労回復も早くなります。
ストレッチをして筋肉をほぐす、シャワーですませずお風呂で全身を温めるなどして、血行を促進しましょう。
スポーツをしているとどうしてもつきものになる筋肉痛や筋肉疲労。
日々のからだづくりやスポーツや激しい動きの後のケア・休息を意識し、疲れにくいからだづくりに励みましょう。
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